独創の技術でプラスチック金型業界
をリードするFUJIグループ

COMBINED TECHNOLOGYヒート&クール・複合技術成形品

製品事例高温油温調金型 (メタリック配向レス)

■ 成形業界ではメタリック成形が永遠の課題といわれ、これまでも多くの企業がこの課題を取り上げてきました。


メタリック系樹脂の中にはアルミ材などが入ってるため、成形品に配向が表れ、従来の成形方法では
配向をなくすことが不可能でした。

そこで、この技術を用いれば、配向のない成形品が得られるため、塗装が不要なうえ、これまで金属で造られていた部品を樹脂に置き換えることも可能になります。

また、高級感のある成形品が得られる技術で、リサイクルが可能になります。


一般的な樹脂では従来のスチームタイプ(上限160℃)のヒート&クール成形で問題はありませんが、メタリック系樹脂の配向を消すには更なる高温成形が必要でした。

そこで更なる高温成形を行うため媒体に油を用いました。

これにより、200℃以上の高温成形が実現し、さらに、型内で樹脂に含まれるアルミ材を動かす技術を用いて配向のない製品を造ることができました。

また、冷却面でも低温の油を同回路に流すことによって均一に短時間で冷却でき、これにより変形を防止できます。

一般成形

ヒート&クール成形

配向が消えています。
コア側にはボス・リブなども配置しています。
左:ヒート&クール成形  右:一般成形
左:ヒート&クール成形  右:一般成形
左:ヒート&クール成形  右:一般成形
左:ヒート&クール成形  右:一般成形

MERIT

・メタリック系樹脂でも配向のない成型品のため塗装が不要

・金属で造られていた部品を樹脂に置き換える事が可能

・高級感のある成形品が得られる

・変形防止